今回は、聞き取りづらい声の特徴について書かせて頂きます。
まず、聞き取りづらい声というのは、どんな声でしょうか。
聞き取りづらい声とは
何点かあげてみますが、
- こもっていて通らない(抜けが悪い)
- 滑舌が悪い
- 早口になってしまう
- ぼそぼそとしている
- 声のトーンが暗い
大まかに挙げるとこんなところでしょうか。
皆さんの声はいかがですか。
ご自分の声に自信が持てないという方は、結構沢山いらっしゃいます。
精神的な影響も出るのが声なので、自信がないが故に、はきはきと話せないという場合もあるでしょう。
少し意識するだけでも、声はだいぶ変わります。
今日はその方法をお伝えします。
聞き取りやすい声を出すためのボイストレーニングとは
通る声、抜ける声を出すには、共鳴が必要不可欠になります。
Session3【共鳴の必要性】
それには、腹式呼吸ができているという事が前提になりますが、何よりも喉の開き方が重要になります。
Session1【腹式呼吸の必要性】
Session2【腹式呼吸の練習方法】
舌を平らにして、喉の奥の口蓋垂が見えるようにすると、喉全体に空洞ができ、声は真っ直ぐ前に突き抜けます。
以下を参考に、手鏡を使って練習するのがお薦めです。
- 舌の先が下の歯の裏側にくっついている
- 舌全体が下の歯よりも上に浮かない
- 舌の真ん中が凹んだり盛り上がったりせずに、滑らかに安定している
- 喉から唇にかけて滑らかに、滑り台のように舌が下がっている
通る声を手に入れるのに効果的な練習ですので、是非試してみてくださいね。
話す時の表情について
声のトーンがどうも暗くなってしまうという方は、少し口角を上げるようにして声を出してみるだけで、だいぶ明るい音色になりますので、話す時の表情に関しても意識してみてください。
暗く重苦しいトーンの声よりも、明るく聞き取りやすい声の方が断然与える印象がいいですよね。
一生付き合っていくご自分の声ですから、好きになって、自信を持って発せられるようになって頂きたいと思います。
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一般社団法人日本ボイストレーナー連盟
ボイストレーナー/石塚 弓子