2021年7月18日オンラインJAVCERT勉強会の事前質問とご回答

一般社団法人日本ボイストレーナー連盟です。
2021年7月18日に実施をさせて頂きました、オンラインJAVCERT勉強会の事前に頂いたご質問とご回答を掲載させて頂きます。

2021年7月18日オンラインJAVCERT勉強会の事前質問とご回答

目次

質問1:ボイストレーナーとしての基本と実技試験対策について

Q.
ボイストレーニングは長く受けていますが、トレーニングする側として考えはじめたのは最近なので、まずは基本を知りたいです。実技試験対策も知りたいです。

A.
基本についてはボイストレーナーガイドラインをご一読いただければと思います。
本勉強会でガイドラインの解説、その他ボイトレについても学ぶことができますので全Session参加していただけるとより理解も深まるのではと思います。
また実技試験対策としては教える側としてのスキルを高めていく事が重要になります。

質問2:発生練習をする為の音源はあるか?

Q.
発声練習をするための音源が何かあれば教えて欲しいです。

A.
発声練習の際は、音源を使用するよりも鍵盤(キーボード)で弾きながら発声練習をしたほうが良いです。
目の前に鍵盤がある状態で音を耳や目で確認しながら練習を行っていくほうが発声自体が良くなっていくことに繋がりますし、自分の声が音楽的にどのようなものなのかが見えてきます。

質問3:色々なジャンルの歌い方について

Q.
色々なジャンルの歌い方など。

A.
基本的な発声を取得していることを前提に、例えばウィスパーボイスで歌うような曲であればウィスパーボイスの練習、地声でパワフルに歌うような曲であれば共鳴の強化、などそのジャンル、その楽曲に必要なトレーニングを行うことが大切です。
また、ジャンルごとにリズムの取り方も異なる場合がありますのでリズムトレーニングも取り入れて練習をしていきましょう。
曲、ジャンルに自分の声を合わせていくのか、自分の声に合った選曲をしていくのかということから考える必要があります。

質問4:吃音症やその悩みはボイストレーニングで解決できるか?

Q.
吃音症や、吃音症に伴う声に対する悩み(どもり等)は、ボイストレーニングによって改善させる事は可能でしょうか?
吃音症でなくても、声がどもってしまう原因等があれば、教えていただきたいです。

A.
吃音症については、現在医学的な根拠は証明されていませんが、ボイストレーニングによって改善させることも場合によっては可能と考えられます
吃音症、吃音の原因としては極度な緊張やストレス(メンタルが原因)によるものも大きいです。
力みをとるために首や肩のストレッチ、猫背改善、リップトリルなども効果的ですし、基本的な発声のトレーニングの他に、毎日本などの音読を行うのも効果的です。
このとき、声の抜けにも意識しながら行いましょう。
レッスンの際はなるべくリラックスした状態で行うことができるようにトレー側も言葉の掛け方や接し方を考える必要があります。

質問5:正しい姿勢について

Q.
正しい姿勢について

A.
ボイストレーニングガイドラインSession2にて解説してあるように、背中がしっかり伸びて胸部も若干張った状態がボイストレーニングの発声姿勢です
また、首はまっすぐな方が喉が開きやすく声の通り道が確保されます。
身体は外側に開いたほうが声は良く通ります。
歌は、どれだけ力を抜くことができるかが重要ですが、ただ単に力を抜けば良いだけではないということを生徒さんへ説明する必要があります。
また、レッスンでは全身が映る鏡で姿勢を確認しながらトレーニングしていきましょう。

今回は上記5つのご質問を事前に頂きました。

勉強会は教鞭者含めて皆で学を深める場です。
ご参加頂く皆様で質問を共有し、問題点と解決策を見出す事こそが皆で勉強を行う醍醐味と言えます。

一般社団法人日本ボイストレーナー連盟

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