日本ボイストレーナー連盟の鈴木です。
勉強会にて、下記の質問を頂きましたので回答をさせて頂きます。
【質問】喉がすぐ痛くなってしまいます。
喉がすぐ痛くなってしまいます。
そんなに変な歌い方してるつもりないのですが、喉がすぐ痛んでしまい声が出づらくなります。
何か喉を痛めない方法があるのでしょうか。
【回答】発声時に喉が痛む原因と注意点
こんにちは。
日本ボイストレーナー連盟 ボイストレーナーの鈴木と申します。
ご質問ありがとうございます。
早速回答させていただきたいと思います。
まずは発声・歌う際に喉が痛む原因からお話していきたいと思います。
喉が痛む原因
・お酒を飲んだ後に大きな声を出す
・喉の乾燥
・風邪
・過度な練習での喉の酷使
・自分に合ってないキーで歌う
などが挙げられます。
今回のご質問からすると、お酒や風邪では無いと思いますので、喉の乾燥や過度な練習などによる喉の酷使かもしれません。
喉の乾燥について
喉が乾燥している状態で歌うのはよろしくありませんので、喉には気を遣って下さい。
例えば、
・水をこまめに飲む
・加湿する
・エアコンを付けない
・のど飴を舐める
などです。
加湿器がない場合は霧吹きなどで水を部屋に撒いたり、ペットボトルに水を入れて蓋を開けたまま部屋の隅に置いとく、などでもOKです。
過度な歌の練習による喉の酷使
毎日練習したり、一回の練習を5時間ぶっ続けで行う、または大きな声を出し続けるなどは避けましょう。
練習も大切ですが休息も大切です。練習を休む日も作りましょう。
カラオケなどでの長時間の歌唱や大声を出し続ける行為も避けましょう。正しい発声方法を行なっていても多少は喉の負担になります。
自分に合って無いキーで歌う
自分に合って無いキーで歌い、喉に負担をかけている方はとても多いです。できれば原曲のキーで歌いたい、ということで、自分のキーに合ってないのにも関わらず歌い続けてしまうと喉が無理をしてしまうことになりかねません。
もともとの曲のキーが高い場合は下げ、もともとのキーが低い場合は上げるなどして調整し、自分が一番歌いやすいキーで練習するようにしましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
当てはまる項目がありましたら、是非改善出来るように努めて下さいね。
ちょっとした心がけで喉の負担もだいぶ軽くなるはずです。
一般社団法人 日本ボイストレーナー連盟
ボイストレーナー/鈴木 智大