皆様、こんにちは。
連盟スタッフおよびボイストレーナーの通称Aです。
さて、今日も実際に勉強会で参加者様からご質問頂いた内容について検証してみましょう。
某日の勉強会にて『体に染み付いた喉を締め上げて歌ってしまう事からの脱却方法と、正しい発声ができてる時の、喉と体の感覚はどのような体感になっているかを知りたいです』
というご質問を頂きました。
これについて私と皆さんとで考えて行きたいと思います。
ところでこのご質問というのは、かみ砕いて考えると『生徒さんの喉が締まる癖がついているのを直したい』という解釈で大丈夫だと思うのですが、私に間違いはないでしょうか?
喉を締めて発声する癖を直すボイストレーニング
生徒さんの喉が締まる癖を直すためには、
1:舌の位置を正しい場所にすること
→ボイストレーニングガイドライン参照(TOPページよりダウンロード)
2:腹式呼吸での発声をしっかり行うこと
→胸式発声であると胸部に力が入り、横隔膜が作用しない
→横隔膜が作用しないということは≒(ほぼイコール)喉を締めるということでもある
3:ハミングなどで声が前に抜ける練習を行うことも意味がある
これらの練習方法があります。
喉が締まる癖が取れないのは、生徒さんの練習不足による処が正直言うとかなり多いです。
上記、1~3の練習を一日10分でも生徒さんがやってくれたら随分変わると思います。
癖というのは生徒さんの側からすれば下手をすれば何十年も、培って来たものかもしれません。
仮に病気を十何年ほったらかしていたら治るものも治らない。
ですから放って来た分、何とか正常な状態に戻すのは時間がかかります。
しかし、必ず突破口は見出だせます。
生徒さんがその癖を直す為に何をしたら良いんだろう?という個人的なひらめき。
これが生まれることが大事です。
ひらめきは練習の努力の過程で生まれるものです。
ボイストレーナーはそのきっかけとなる存在であるべきです。
一般社団法人
日本ボイストレーナー連盟