こんにちは。
ボイストレーナー連盟講師の吉岡研一郎です。
10/7(日)にボイストレーナー連盟勉強会を開催いたしました。
今回の勉強会にはすでにボイストレーナーとして活動されている方と、これからボイストレーナーを目指す方が参加されました。
細かいレッスン現場での話なども織り交ぜながら大変充実した内容の勉強会になりました。
今回実施させていただいた内容は以下です。
Session17【ボーカルトレーニング】
⚫︎ボイストレーニングに於ける歌の練習について、重要な4つの項目をピックアップして解説いたしました。基礎的ボイストレーニングで正しい発声が出来ていても、歌唱時には癖が抜けなかったり体の使い方が思うようにいかないことがあります。ボイストレーナーは歌唱時に基礎力を生かせているかどうかを見極めなければいけません。歌唱時に自然体で歌うためには基礎の反復練習が大切です。
Session18【歌における男女の相違】
⚫︎男女の喉の構造の違い、音域の違いについて解説いたしました。女性は喉仏が外部から見えにくいため、舌を基
準とした喉の開け方を説明しました。また男女の音域の違いによるレッスン時のレクチャーの仕方、共鳴での説明など現場での解決策も提案致しました。女性の体の不調などは瞬時に判断し、レッスンメニューをその場で変更・構築する必要があります。
Session19【ボイストレーニングの必要性】
⚫︎ボイストレーニングの必要・不必要について、ボイストレーナーとしての考え方・心構えをお伝えしました。プロのシンガーとして活動されている方の中にもボイストレーニングに通う方はたくさんいらっしゃいます。トレーニングを積むことが【喉のケア】になります。ボイストレーナーは声に関して絶対的に信頼のできる存在になることが重要です。
Session20【喉のケアの方法】
⚫︎日常の喉のケアの方法、風邪・声帯結節・ポリープなどの病気時の対応を解説いたしました。声を生業にしている者にとって体調不良は命取りになります。日頃から体調管理を心がけ、常にベストな状態を保つことが重要です。またボイストレーナーは手本になるように常に体の管理やコントロールには気をつけましょう。
今回の参加者の方の中にはJAVCERT資格試験を受けられる予定の方が数名いらっしゃいました。
皆さん大事なことはしっかりメモを取り、こちらの解説に大きく頷いていらっしゃる方が多く見受けられました。
またそれぞれの質問や悩みなどを様々な角度から分析し、自分なりの正しい答えを見つけているように見えました。
プロのボイストレーナーとして仕事をするためにはしっかりした知識・経験はもちろん、ホスピタリティのある対応が必要です。
どんな方がレッスンに来ても、最適なレッスンを提供することがボイストレーナーの仕事です。
次回の勉強会はSession1〜3ですので、ボイストレーニングガイドラインの始めからスタートになります。
皆様のご参加、心よりおまちしております。
Session1【腹式呼吸の必要性】
Session2【腹式呼吸の練習方法】
Session3【共鳴の必要性】