こんにちは。
ボイストレーナー連盟の吉岡研一郎です。
3月3日にボイストレーニング勉強会がありました。
4月に試験を控えている方も多く、今回もたくさんの方にご参加いただきました。
今回の内容は…
Session13_ボイスポジション
⚫︎ボイスポジションという共鳴ポイントを解説させていただきました。口の中のスペースの作り方や音の当て方のイメージなどを取り入れながら、共鳴の必要性や実際のレッスンでどのように探していくのかをお話ししました。このSessionの内容は勉強会終了後にも質問をたくさんいただきました。声の出ている方向や響きを耳で判断できるのがボイストレーナーです。まずは自分のボイスポジションを見つけましょう。
Session14_抑揚
⚫︎腹横筋の使い方を中心にONとOFFの感覚、声の張りなどを解説しました。歌唱時に抑揚をつけるために常に発声時には腹横筋を意識しましょう。
声を出す事に慣れてくると、どうしても喉で歌いがちです。常に身体を使った発声を心がけるようにウォーミングアップの段階から取り入れてください。
また足上げ腹筋運動と歌唱時の身体の感覚をリンクさせて説明しました。
Session15_ビブラート
⚫︎最もポピュラーなテクニックでもあるビブラートについて、実際にフレーズを歌いながら解説しました。ビブラートをかけている時の口蓋垂の動き方や腹部の筋肉のキープの仕方、ビブラートがかかっている時の身体の感覚などを具体的に説明し
ました。歌のテクニックは感情の表現であることが大前提です。
Session16_共鳴の練習方法〜その2〜
⚫︎ファルセットと表声を交互に繰り出す練習方法について説明しました。上咽頭の場所やレッスン時に音を響かせるための練習など、現場での具体例を挙げながら進めていきました。
今回の勉強会の内容はテクニック的な要素が強かったですが、参加者の中には生徒との向き合い方を悩まれている方もいました。
教える側と教わる側の信頼を築いていくには時間がかかるものです。
信頼やお互いの成長が技術の向上へつながっていくものだと思います。
今後もこの勉強会がさらに意味あるものになっていくよう努めてまいります。
次回もお待ちしております。