2019年7月度 JAVCERT 過去問題

目次

問1(腹式呼吸/5点)

以下は腹式呼吸について記述したものである。
ボイストレーニングガイドラインに則した内容として正しいものを以下から選択しなさい。(複数解答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. 腹式呼吸で息を吸ったら腹横筋が外側へ押し出された。
  2. 腹式呼吸で息を吐くために下腹部(丹田)を凹ませた
  3. 腹式呼吸で息を吸ったら横隔膜が上へ押し上げられた。
  4. 腹式呼吸で息を吐いたらお腹が膨らんだ。
  5. 腹式呼吸で息を吸ったら空気が肺に入った。
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ANS. 2,5

問2(共鳴/5点)

以下は共鳴についてボイストレーニングガイドラインに則して記述したものである。
正しいものを選びなさい。(複数解答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. 共鳴を行うことで絶対音感が身につく。
  2. 共鳴した声を発声するには息を多くする必要がある。
  3. 共鳴を行う上で、喉を開くために舌を目安にして喉を開いた。
  4. 共鳴を行うために上咽頭に声を当てた。
  5. 共鳴を行うことで声に芯が出た。
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ANS. 3,4,5

問3(様々な発声/5点)

以下は日本語における母音の発音について記述したものである。
ボイストレーニングガイドラインに則した内容として正しいものを以下から選択しなさい。(複数解答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. 母音「A(ア)」を発音する際、歯と歯の間は小指三本分くらい開ける
  2. 母音「I(イ)」を発音する際、舌の両端は上顎につける
  3. 母音「U(ウ)」を発音する際、唇はしっかり横に開ける。
  4. 母音「E(エ)」を発音する際、歯と歯の間は小指一本分くらい開ける。
  5. 母音「O(オ)」を発音する際、発声上、舌の真ん中が下の歯よりも上に浮くがなるべく力まない。
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ANS. 2,4

問4(タンギング/5点)

以下はタンギングについて記述したものである。
ボイストレーニングガイドラインに則した内容として正しいものを以下から選択しなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. タンギングとは、舌を使って発声を滑らかにすることである。
  2. タンギングはボーカル以外の楽器では使わない。
  3. タンギングの練習方法として「n(ン)」の音でやることが最も効果的である。
  4. タンギングは歌のメリハリやアタックには直接は関係ない。
  5. 「ラララララ…」と30秒発声し続けるという方法でタンギングの練習を行った。
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ANS. 5

問5(スケール/5点)

下記はE(ミ)を基音とした場合のダイアトニックスケールをオクターブ分書き出したものである。
空欄①~③に当てはまる音をそれぞれ答えなさい。(和名・英名・伊名問わない)

E ( ① ) G# ( ② ) B ( ③ ) D#

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ANS. ①=F#(ファ#) ②=A(ラ) ③=C#(ド#)

問6(ファルセット/5点)

以下はファルセットについて記述したものである。ボイストレーニングガイドラインに則した内容で(   )に入る正しいも語句を記入しなさい。(全正解で正解とする)

  • ファルセットは高い音域の声区で、いわゆる( ① )ボイスです。
  • ファルセットの発声ではインナーマッスルである( ② )を一気に腹式で押し上げます。
  • ファルセットには個人差はあるものの大抵の場合、( ③ )か( ④ )の母音が一番出しやすい。
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ANS. ①ヘッド ②横隔膜 ③「ウ」 ④「エ」

問7(声区/5点)

以下は声区について記述したものである。
ボイストレーニングガイドラインに則した内容として正しいものを以下から選択しなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. チェストボイスは発声する時に胸式呼吸が混ざっても構わない。
  2. 個人差はあるがミドルボイスの音域はC1~C4くらいの音域である。
  3. ホイッスルボイスの発声は男性には不可能である。
  4. 個人差はあるがヘッドボイスはC4以上すべての音を指す。
  5. ホイッスルボイスは上咽頭共鳴である。
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ANS. 1,5

問8(楽典/5点)

以下は楽譜を記譜する際に使う記号ついて記述したものであるが、すべて4分の4拍子である事を前提とする。
正しいものを以下から選択しなさい。

  1. 4分音符1つの音の長さは8分音符3つと同じ長さである。
  2. 16分音符1つと、付点8分音符に付く付点の音の長さは同じである。
  3. 8分休符4つと4分音符2つは同じ長さである。
  4. 16分音符4つと8分音符1つは同じ長さである。
  5. 全音符1つと16分音符12個は同じ長さである。
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ANS. 2,3

問9(リップトリル/5点)

以下はリップトリルについて記述したものである。
ボイストレーニングガイドラインに則した内容として正しいものを以下から選択しなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. リップトリルは声帯の緊張を和らげる効果がある。
  2. 息だけのリップトリルでは、表情の緊張を和らげる効果はあるが舌の緊張を和らげる効果は無い。
  3. ロングトーンのリップトリルを30秒以上を目標に発声した。
  4. リップトリルは胸式呼吸でも構わない。
  5. 息だけのリップトリルを45秒以上を目標に行った。
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ANS. 1,2,5

問10(ミックスボイスとウィスパーボイス/5点)

ウィスパーボイスとはどのような声のことを指すか。
10字以内で回答しなさい。

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ANS. 「ささやくような声」or「ささやいた声」「ささやく声」etc…

問11(発声練習/5点)

以下は発声練習について記述したものである。正しいものを以下から選びなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. 鍵盤楽器の音に合わせて音階を発声した。
  2. 発声練習を行うことで音域のチェックを行った。
  3. 音域を広げる為に発声練習を行った。
  4. 録音しながら発声練習を行った。
  5. 発声練習を行うことで声の響きを抑制した。
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ANS. 1,2,3,4

問12(ボイスポジション/5点)

以下は歌唱レッスンの生徒に対して行うボイスポジションの活用方法について記述したものである。
ボイストレーニングガイドラインに則した内容として正しいものを以下から選びなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. 歌の中で共鳴が得られていたのでボイスポジションの再確認は行う必要は全くない。
  2. ボイスポジションの選定のため、最初に「E(エ)」を発声してもらった。
  3. ボイスポジションの選定のため、基本女性の生徒に対しては先ずC3の音を発声をしてもらった。
  4. 「E(エ)」よりも「I(イ)」の方が共鳴しやすそうだった為、「I(い)」で発声してもらった。
  5. ボイスポジションも基本は母音「A(ア)」で発声出来なければならない。
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ANS. 2,4,5

問13(喉のケア/5点)

以下は喉のケアについてボイストレーニングガイドラインに則して記述したものです。
(   )に当てはまる適切な語句を答えなさい。(全正解で正解とする)
※Bの答えはカタカナ表記のみとします。

風邪は繊毛が破壊され毛細血管が充血している状態であり、無理に声を出せば(  A  )結節の原因になる。声帯にタコが出来たら嗄声になり、Aと同じような症状に(  B  )というものがあります。ちなみに風邪の場合、(  C  )まで炎症がある場合は腹式呼吸の練習も厳禁です。

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ANS. A=声帯 B=ポリープ C=気管支

問14(抑揚/5点)

以下は抑揚について記述したものである。ボイストレーニングガイドラインに則した内容として正しいものを以下から選びなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. 声に抑揚をつけるために息の量を2倍に増やした。
  2. 声に抑揚をつけるため、腹横筋の力を抜いて声に張りを出した。
  3. 抑揚トレーニングのため、3度離れた音を交互に発声し続けた。
  4. 抑揚は多少力づくになっても仕方がない。
  5. 腹横筋が外側へ押し出ると声に声に張りが無くなる。
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ANS. 3

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