問1(呼吸/5点)
腹式呼吸と胸式呼吸の違いについて、正しいものを以下から選びなさい。
複数回答可。
- 腹式呼吸は胸式呼吸に比べて横隔膜の作用をあまり伴わない呼吸方法である。
- 腹式呼吸は胸式呼吸に比べてアタックの強い息を吐く事が可能である。
- 腹式呼吸は胸式呼吸に比べてナレーションには不必要な呼吸方法である事もある。
- 腹式呼吸は胸式呼吸に比べて息を吸うスピードが遅くなる。
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ANS. 2,3
問2(ハミング/5点)
ハミングの練習方法として正しいものを以下の中から2つ選びなさい。
- ハミングは歌唱方法の一種であり、発声練習方法の一環として捉える事は間違いである。
- ハミングは声の抜けの練習方法でもあるので、唇に声が当たる振動を感じる事はとても大事である。
- ハミングはチェストボイスの練習の場合は、胸部も共鳴の為に振動させなくてはならない。
- ハミングでスタッカートの発声練習を行う場合は、毎回口を開くのではなくて鼻から息を吸わなければならない。
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ANS. 2,3
問3(マイキング/5点)
SHURE社製のSM58マイクをライブで使用する場合、メーカー側が主張している正しいマイクの使用方法を記述しなさい。
回答における文字数は70文字以上、100文字以内とする。
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ANS. SM58は音を拾う能力がコンデンサーマイクよりも劣るので唇に近く、真っすぐにマイクを構えなければならない。
またマイクのヘッド部分を手で覆ってはならない。
問4(歌唱方法/5点)
ウィスパーボイスを発声する場合は、腹式呼吸のみならず、胸式呼吸を多様に利用し発声しなければ成立しない。
上記のウィスパーボイスに対する考えは正しいかどうか、200文字以内で考察し論述しなさい。
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ANS. 発声の基本的なメカニズムから逸脱したものがウィスパーボイスである。
したがってウィスパーボイスを体得する為にはボイストレーニングの全てを理解した上で、通常の発声方法から逸脱した発声をマスターする必要がある。
なぜならば、基本がぶれてしまってはウィスパーボイスの様な応用的発声をそのボーカリストが確信や信念を持って歌い発声し続ける事が困難だからである。
問5(ボイスポジション/5点)
ボイスポジションの見つけ方を40文字以上60文字以内で論述せよ。
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ANS. 生徒に「あいうえお」の5つの母音で色々な音の高さを発声させ、共鳴の一番強い母音と音の高さを見つける。(50文字)
問6(喋り声/5点)
生徒から「従来の自分の喋り声が聞き取り辛いのを改善して欲しい」という要望を受けたとする。
この場合、正しいレッスン方法を以下の中から選びなさい。
回答は1つとは限らない。
- 聴き取り辛い声を改善する為には、声の抜けを良くする必要がある。従って発声に対する息の量を若干増やす事が大事である。
- 聴き取り辛い声を改善する為には、胸式呼吸を腹式呼吸に移行する必要がある。従って腹横筋を鍛える事が大事である。
- 聴き取り辛い声を改善する為には、息の量を少なくする必要が発声に対して大事。従って上咽頭での共鳴のレベルを高める事が何よりも大事である。
- 聴き取り辛い声を改善する為には、「はっきり」した声を出す事が大事である。従って発声に対して息の量を少なくするトレーニングプログラムを組む必要がある。
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ANS. 4
問7(共鳴/5点)
生徒へ共鳴方法を教える際に、咽頭を3つの部位に分けて説明する必要がある。
3つの部位を漢字で全て記載しなさい。
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ANS. 上咽頭・中咽頭・下咽頭
問8(スケール練習/5点)
連盟の発行している「ボイストレーニングガイドライン」では、半音でのスケール練習を10文字で何と記載しているか。
正確にボイストレーニングガイドラインの記述に則って回答しなさい。
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ANS. クロマチックスケール
問9(音感/5点)
音感には相対音感と絶対音感が存在するが、発声においてそれぞれを簡潔に説明せよ。
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ANS. 相対音感とは音程を取る際に対照となる音が発声においては必要であり、絶対音感は対照を必要とせずとも音程を取る事が出来るもの。
問10(音楽基本理論/5点)
マイナーダイアトニックコードをキーAmとした際にⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ・Ⅶの7つのコードすべてを記載しなさい。
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ANS.
Ⅰ=Am
Ⅱ=Bdim
Ⅲ=C
Ⅳ=Dm
Ⅴ=E7
Ⅵ=F
Ⅶ=G
問11(声帯/5点)
発声時の声帯の状態として正しい記述を以下から1つ選びなさい。
- 発声している時は声帯が開いている時で、息が声帯を下から上に通過している。
- 発声している時は声帯が閉じている時で、息が声帯を上から下に通過している。
- 発声している時は声帯が開いている時で、息が声帯を上から下に通過している。
- 発声している時は声帯が閉じている時で、息が声帯を下から上に通過している。
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ANS. 4
問12(抑揚/5点)
グリスアップとグリスダウンの練習を行う際に、生徒が上手に出来なかったとする。
声が長く続かなかったり、音程が上がり切らなかったり、下がり切らなかったりという状態である。
この場合の腹横筋の状態を、的確に20字以上30字以内で回答せよ。
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ANS. 腹横筋が発声前から最大限に張っている状態にある。
問13(ロングブレス/5点)
ロングブレスの注意点は3つある。
その注意点を記している下記文中の【 】に当てはまる語句を答えなさい。【 】の中には同じ言葉が入る。
*安定してブレないで息を吐き続けることが出来るかどうか。
*きれいな音で息が出ているかどうか
(【 】と【 】の間から漏れる「スー」という音です)。
*45秒以上息を吐き続けなければならない。
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ANS. 歯
問14(発声基礎/5点)
『ア』 の声を発声する場合の舌の位置で正しいものは次のうちどれか。
3つ選択せよ。
- 下の歯になるべく舌の先端が付いていなければならない。
- 舌が中央に窪んだ形でなければならない。
- 舌が全体的に滑らかで力んだ状態ではあってはならない。
- 舌が下がる事によって喉の奥の口蓋垂がしっかり目視出来なくてはならない。
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ANS. 1,3,4