問1(コーラス/5点)
コーラスをとる場合、主旋律の三度上か三度下をなぞるのが通常である。
しかし、女性ボーカリストの歌を男性ボーカリストがコーラスをとる三度上は高くて声が出なかったとする。
三度上をとる場合にもっとも適切な対応を以下から選べ。複数選択可。
1. やはり無理をしてでも三度上をとるしかない。
2. 1オクターヴ下げた三度上でコーラスをとる。
3. 2オクターヴ下げた三度上でコーラスをとる。
4. コーラスは事実上不可能なので別の部分でコーラスをとれる場所を探す。
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ANS. 2
問2(ロングブレス/5点)
ロングブレスを行う場合、正しい記述を以下から2つ選べ。
1. 息を吸いこんでスタートする際、吸い込み方に関しては胸式呼吸でも構わない。
2. 息を吸いこんでスタートする際、吸い込み方に関しても腹式呼吸で行うべきもの。
3. 息を吐く場合は腹直筋上部下部を凹ませて、腹直筋上部はなるべく柔らかさを保たなければならない。
4. 息を吐く場合は腹横筋を一気に張り出して、腹直筋下部が膨らんだり凹んだりというのは無視して構わない。
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ANS. 1,3
問3(腹式呼吸/5点)
腹式呼吸による発声の記述で誤りのあるものを以下からすべて選べ。
1. 立って行う腹式呼吸での発声は力み易い傾向にある。
2. 座って行う腹式呼吸での発声は力みにくい傾向にある。
3. 腹式呼吸は声を生業にする以上、必ず取り入れなくてはいけない。
4. 胸式呼吸は低い声を発声する際に取り入れる。
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ANS. 3
問4(発声/5点)
高い音域を長く発声する際に、声に張りが出ないボーカリストがいるとする。
張りを出すにはどの様な練習がボイストレーニングで必要かを10 文字以内で的確に答えなさい。
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ANS. ロングブレス
問5(ボイスポジション/5点)
ボイスポジションの見つけ方を40文字以上60文字以内で論述せよ。
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ANS. 生徒に「あいうえお」の5つの母音で色々な音の高さを発声させ、共鳴の一番強い母音と音の高さを見つける。
問6(ウィスパーボイス/5点)
ウィスパーボイスの記述として誤りのあるものを以下から1つ選べ。
1. ウィスパーボイスを発声する為にはマイクに乗りの良い声を意識しなければならない。
2. ウィスパーボイスを発声する為には共鳴をしっかり意識しなければならない。
3. ウィスパーボイスを発声する為には腹式呼吸をマスターした上で胸式呼吸を基本とし発声しなければならない。
4. ウィスパーボイスを発声する為には腹式呼吸は必要ないのでレッスンで腹式呼吸を取り入れてはいけない。
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ANS. 4
問7(音楽理論/5点)
スケール練習を行う際に『ド』のポジションが半音ずつ上がって行く事を何と言うか答えよ。
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ANS. 移動ド
問8(喉のケア/5点)
過剰な発声により、声帯に出来るポリープの様なものを何と言うか、漢字で回答しなさい。
また、その時の対処方法を50文字程度で述べなさい。
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ANS. 声帯結節
声帯結節が出来た際の対処方法としては声を出さない事が一番大事。
また耳鼻咽喉科の専門医に指示を仰ぐ事も大切である。(56文字)
問9(喋り声/5点)
生徒から「従来の自分の喋り声が聞き取り辛いのを改善して欲しい」という要望を受けたとする。
この場合、正しいレッスン方法を以下から選べ。回答は1つとは限らない。
1. 聴き取り辛い声を改善する為には声の抜けを良くする必要がある。
2. 聴き取り辛い声を改善する為には胸式呼吸を腹式呼吸に移行する必要がある。
3. 聴き取り辛い声を改善する為には息の量を少なくする必要が発声において大事である。
従って上咽頭での共鳴のレベルを高める事が何よりも大事である。
4. 聴き取り辛い声を改善する為には「はっきり」した声を出す事が大事である。
従って発声に対して息の量を少なくするトレーニングプログラムを組む必要がある。
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ANS. 4
問10(上咽頭/5点)
以下は上咽頭で声を共鳴させる練習について記述したものである。
(①)~(③)に当てはまる語句は何か答えよ。
上咽頭で声を共鳴させる練習の一つとして( ① )がある。
( ① )は口を閉じて発声する歌唱方法の一種でもあるがボイストレーニングでもしばしば取り入れられる。
口を閉じて( ② )がビリビリと発声時振動する場合は声が共鳴していて前に抜けている状態を示す。
また( ③ )からの息漏れが少ない場合は発声と息の量のバランス調整が保たれている事を意味するので、共鳴が成立している一つの目安になる。
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ANS. ①ハミング ②唇 ③鼻
問11(ソルフェージュ/5点)
半音階のスケール練習の名称を以下より1つ選びなさい。
1. ペンタトニック
2. ドミナントモーション
3. クロマチック
4. ディスコード
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ANS. 3
問12(共鳴/5点)
共鳴の練習を行う理由として正しいものを以下から選べ。複数選択可。
1. 芯のある大きな声を出す。
2. 肺活量を高める為である。
3. 声帯の負担を軽減する為。
4. 絶対音感を高める為である。
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ANS. 1,3
問13(抑揚/5点)
グリスアップとグリスダウンの練習を行う際に生徒が上手に出来なかったとする。
声が長く続かなかったり、音程が上がり切らなかったり、下がり切らなかったりという状態である。
この場合の腹横筋の状態を的確に20 字以上30 字以内で回答せよ。
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ANS. 腹横筋が発声前から最大限に張っている状態にある。
問14(アタック/5点)
アタックについて正しい記述を以下から1つ選べ。
1. アタックとは様々な楽器に用いられる単語で楽曲の中の一番高い音を出す際に用いる単語。
2. アタックとは発声に用いられる単語でアドリブでシャウトする際に用いられる。
3. アタックとは楽器全般的に使用させる単語で楽器音の立ち上がりの際に用いられる。
4. アタックとは様々な楽器に用いられる単語で楽曲の中で際立つ演奏をする際に用いられる。
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ANS. 3