問1(腹式基礎/4点)
腹式呼吸を行うにあたり、道具に例えると一番生徒へ教える際にイメージが沸くものは次の中でどれか。一つ選べ。
1. アコースティックギターのボディ
2. プールでの水圧
3. スポイト
4. 紙コップ
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ANS. 3
問2(腹式基礎/4点)
腹式呼吸を生徒へレクチャーする際に最も無理を強いてはいけない練習方法は次の中でどれか。一つ選べ。
1. 椅子に座らせて前屈させる
2. 足上げ腹筋運動
3. 腹横筋を押さえ付ける
4. オヘソを押え付けける
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ANS. 2
問3(腹式基礎/4点)
腹式呼吸を行う際に必要な筋肉は幾つか存在する。
その中でも腹部横の筋肉の名称を正確に答えよ。
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ANS. 腹横筋
問4(ドッグブレス/4点)
ドッグブレスが出来ているか、出来ていないかを確認するための手段を1つで良いので解答欄に記入せよ。文字数は問わない。
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ANS. 回答例:腹横筋が横に張り出している状態が息を吐いている時で、張り出さず弛んでいる状態が息を吸っている時である。
ドッグブレスで呼吸をしている場合、両サイドの腹横筋を指で押し込んでみて筋肉が張っていたり力が抜けていたりするのを確かめつつ練習するのが確認手段の一つ。
問5(ドッグブレス/4点)
ドッグブレスという名称がなぜ付けられたかの経緯と、ボイストレーニングにおけるドッグブレスの必要性をそれぞれ解答欄に記入せよ。文字数は問わない。
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ANS. 回答例:ドッグブレスという名前はその呼吸方法が犬の素早い呼吸の音に似ている事から付けられた。
ドッグブレスは声のアタックを安定させる為に必要な練習方法である。
問6(ロングブレス/4点)
ロンブレスの練習を行う際にしっかり出来ているかどうかを確認するための方法は全部で3項目あるが、その内の1 項目を例として挙げるので、それ以外の2項目を解答欄に記入せよ。文字数は問わない。
例)45秒以上吐き続けられるかどうか。
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ANS. 回答例:
・安定して息が多くなったり少なくなったりせずにを吐き続けることが出来るかどうか。
・きれいな音を歯と歯の間で鳴り続かせながら息を吐き続けることが出来るかどうか。
問7(共鳴基礎/4点)
咽頭は3部位から成立する。
3部位すべてを挙げよ。
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ANS. 上咽頭、中咽頭、下咽頭
問8(共鳴基礎/4点)
共鳴の練習方法として最も的確なものは次のうちどれか。一つ選べ。
1. 腹式呼吸
2. ドッグブレス
3. ハミング
4. 大声を出す
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ANS. 3
問9(共鳴基礎/4点)
共鳴の練習をする際に目的として挙げられる事は次のうちどれか。
二つ選べ。
1. 発声する際の音感を高める
2. 楽器の音程を取れる様にする
3. 声帯の負担を軽くする
4. 緊張感を和らげる
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ANS. 1,3
問10(喉のケア/4点)
声帯結節を治療する方法を最低2つ挙げよ。
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ANS. 回答例:
・耳鼻咽喉科で医療的処置を受けつつ声嗄れが無くなるまで極力筆談で日常を過ごすこと。
・常に声帯を加湿し、保湿した状態を保つこと。
問11(マイキング/4点)
いわゆるロックミュージックの音色のバンドをバックに生徒を歌唱させる場合、『声の抜け』が必要となるがこの『声の抜け』とは何か、解答欄に記入せよ。文字数は問わない。
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ANS. 回答例:マイクに乗り易い声質のこと。
他の楽器に被らない帯域で、尚且つ楽器的に声を出すことがボイストレーニング上も制作現場、ライブなどでも求められる。
問12(発声基礎/4点)
『ア』 の声を発声する場合の舌の位置で正しいものは次のうちどれか。
三つ選択せよ。
1. 下の歯になるべく舌の先端が付いていなければならない
2. 舌が中央に窪んだ形でなければならない
3. 舌が全体的に滑らかで力んだ状態ではあってはならない
4. 舌が下がる事によって喉の奥の口蓋垂がしっかり目視出来なくてはならない
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ANS. 1,3,4
問13(発声基礎/4点)
下の歯を見せて歌う場合の必要性、上の歯を見せて歌う場合の必要性を音域の側面からそれぞれ説明し、解答欄に記入せよ。文字数は問わない。
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ANS. 回答例:下の歯を見せる場合は主に低音を発声する場合である。
低音は低い帯域の声なので下咽頭を中心に共鳴が起こる。
下咽頭で共鳴が起こるという事は下顎(つまり舌の上)を伝って音が前に出て行くので、唇という障害物を除外する為に舌の歯を見せて発声する。
上の歯を見せる場合は主に高音を発声する場合である。
高音は高い帯域の声なので中~上咽頭を中心に共鳴が起こる。
中~上咽頭で共鳴が起こるという事は上顎を伝って音が前に出て行くので、低音の発声同様に唇は障害物になるので上の歯を見せて発声する。
問14(身体硬直/4点)
表情の筋肉を和らげる最もオーソドックスな練習方法を解答欄に記入せよ。
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ANS. リップトリル
問15(音痴矯正/4点)
音痴は矯正可能であるが、その為にどの様な練習が最も的確であるか。二つ選択せよ。
1. 腹式呼吸の習得
2. 共鳴の習得
3. 生徒に声を録音させ反復して聴かせる
4. 生徒に楽器の音に合わせて発声させ続ける
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ANS. 2,3
問16(表情筋/4点)
日本ボイストレーナー連盟ボイストレーニングガイドライン第一版では表情筋は『アイウエオの1分間運動』を推奨している。
『アイウエオ』の1分間運動とはどの様な練習方法なのか解答欄に記入せよ。文字数は問わない。
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ANS. 回答例:アイウエオの一分間運動とは、口の開き具合としては歯と歯の間は小指一本が入る程度(イの場合は歯は閉じる)。
その口の開き具合で表情のみを器用に動かしてアイウエオを1分間発声するもの。
効果としては表情筋を柔らかくする事が可能で、表情での表現力が歌唱中に乏しいボーカリストには効果的。
問17(ハミング/4点)
ハミングとは歌唱方法の一種としても用いられるが、ボストレーニングの観点からすると、練習方法の一環である事は明白である。
では、ハミングの的確な練習方法を解答欄に記入せよ。文字数は問わない。
(この設問では、的確な練習方法のポイントを抑えて回答出来ていれば加点される。)
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ANS. 回答例:ハミングは舌を平らにした状態を歯と唇と閉じながら発声する。
言い換えるならば「あ」の発声の状態で口を閉じて発声すると言っても良い。
この状態で、唇に声(音)が当たり、唇が振動しているならば声が前に抜けている証拠となるので、口を開けた状態でも声は抜けが良いという事になる。
『声の抜けは共鳴が出来ているから抜ける』というのも同時に言えるので、ハミングは共鳴の練習にもなるのである。
問18(ロングトーン/4点)
ロングトーンの練習での注意点は以下である。
※ きれいに共鳴させながら発声を続けられるか。
※ 短くとも20秒以上発声し続けられるか。
上記に加え、もう1 点注意点があるが、それは何か。解答欄に記入せよ。
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ANS. 回答例:共鳴を失わずピッチが安定して発声し続けられるかどうか。
問19(声区/4点)
チェストボイス(低音)、ファルセット(高音)、と呼ばれる発声音域があるが、中音域と超高音域の発声名称はそれぞれ何であるか、それぞれ呼称を挙げよ。
複数個呼称があると思う場合は、複数個書いても良い。
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ANS. 中音域/ミドルボイス、超高音域/スーパーヘッドボイス・ホイッスルボイス
問20(和音の構成/4点)
スケール練習で生徒にボイストレーナーが教える際、和音の構成は理解していなければならない。
例えば『C』は長3度と短3度で構成されている。
では『Cm』はどの様に構成されているか明確に解答欄に記入せよ。
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ANS. 短3度と長3度