アフターコロナのボイストレーニング業界について

こんにちは。
一般社団法人日本ボイストレーナー連盟スタッフです。

本日はアフターコロナのボイストレーニング業界についてお話をしてみたいと思います。
コロナを乗り越えた後、ボイストレーナーとして、そしてボイストレーニング業界はどうあるべきなのかを独自の視点から解説させて頂きます。

目次

新型コロナウイルスによるボイストレーニング業界へのダメージ

ご存知の通り新型コロナウイルスが2020年に流行してから、経済的に打撃を被っているのは旅行業界や飲食業界だけにとどまらず音楽業界全般にもダメージが拡大しております。
その中でボイストレーニング業界はやはり飛沫防止の徹底を迫られておりますが、完全な防止策と言うのは見出せていません。

新型コロナウィルスは将来的に完全に収束する事は無い可能性もありますが、ワクチンの登場により落ち着く流れに向いていく事かと思われます。

通信技術の進歩によるレッスン方法の変化予測

下記につきましてはあくまで予測の内容ではありますが、可能性として考えられる内容としてお話をさせて頂きます。

コロナ渦の現在、オンラインレッスンを行われているボイストレーナーの方も多くいらっしゃるかと思いますが、インターネット回線が不安定だったり、アプリに不具合があったり、なかなかスムーズに進行しない、はたまた対面ではないので細かい機微が双方伝わりづらくレッスンに多少なりとも支障をきたす事があるかと思います。

近い将来5Gが一般的に使用される時代が来て、直接ボイストレーニングをボイストレーナーと生徒さんの間で会って行う必要はなくなり、バーチャルリアリティの世界でトレーニングを展開していくことが可能になるかもしれない、という事も予測できるかと思われます。
そのためにはVRなどのウェアラブル機器などがより身近になる必要性もあるでしょうし、ある程度まだ時間を要するかと思いますが、対面せずとも充実したレッスンをオンラインでできるようになるかもしれません。

どんな状況でも乗り越えられる柔軟性と確かな技術が必要である

現在も未来も変わらずボイストレーナーには技術が必要だと言えます。

新型コロナウイルスの蔓延をきっかけに会社、個人それぞれの仕事の仕方、ライフスタイルなどが大きく変化しました。
コロナ後は『元通りになるだろう』『引き続き世界は変わり続ける』など様々な意見がありますが、音楽業界の大転換(パラダイムシフト)を見据えて新たに知識を取り込み技術に繋げ、将来に備える必要があると思います。
例えばインターネット黎明期に、インターネットを上手に活用できる事業者(社)が時代の波に乗って仕事をすることができたと言うのは事実として遠い過去の話ではありませんし、今もそれは続いています。
ITの世界は常に進化し、更に進化をし続けているのでその進化スピードは以前よりも早く、今後は同様かそれ以上のレベル、スピードで変化していく事かと思います。

新型コロナウィルスの流行が音楽業界、ボイストレーニング業界の転換期を迎えるにあたっての引き金となる可能性はあります。

しかしながら、昔ながらの方法での営業…つまりは地域によってはチラシが相変わらず有効な地域もあるでしょうし、ボイストレーニングを事業者として見た場合この様に変わらない部分もやはりあろうかと思います。

今後ボイストレーニングもボイストレーナーとして一事業者として考えた場合、前述したように遍的なものはボイストレーナーとしての技術力であり、柔軟に変化するものはマネージング(営業力)です。

ボイストレーナーに大事なものは、

  1. 技術力(スキルアップ)
  2. 営業力(マネージング)

この2つです。

常に変化し続ける世の中で、「こうすればOK」「この技術と知識があれば一生安泰」のように、普遍的な方法はありえません。

上記の2つを絶対的に大事なものとして位置づけ、アフターコロナに備えていけば必ずボイストレーニング業界は乗り切れます。
コロナは今まであまり気にしなかった事やあまり良くない慣習などを表面化させ『きっかけ』に過ぎませんので、アフターコロナに限った事ではないとも言えます。

ボイストレーナーに習いたいと言う生徒さんが存在する限りこの業界は終わらないのですから、常に技術と営業力を磨き、変化(進化?)を繰り返していくという事が重要だと思います。

本日はアフターコロナにおけるボイストレーニング業界について解説致しました。
予測も含む部分は賛否両論あるかと思いますが、後半に申し上げました通り技術力と営業力の2つはいつの時代もボイストレーナーに求められる不変のものであると言えます。

これからも一般社団法人日本ボイストレーナー連盟をどうぞよろしくお願い申し上げます。

一般社団法人日本ボイストレーナー連盟スタッフ

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