相対音感と絶対音感について

日本ボイストレーナー連盟の青木です。
今回はホームページより頂きました、下記の『相対音感と絶対音感について』ご回答をさせて頂きます。

目次

お問合せ内容: 相対音感と絶対音感についてのご質問

Session3【共鳴の必要性】 2:共鳴と相対音感
についてなのですが、ボイストレーニングガイドラインには、

相対音感は感覚を磨きあげることが難しいですが、感性が豊かになります。
絶対音感は、感覚は初めから備わっています。
しかし、それだけに頼ってしまうが故に感性が鈍ることがあります

とあるのですが、これは逆なのでは?と思い質問させていただきました。

この絶対音感の、「感覚は初めから備わっています」というのは
「生まれつき持っていたり、幼少期に鍛えられて身につくもの」
という捉え方で合っていますでしょうか?
お忙しい中すいません、回答お待ちしております。
よろしくお願いします!

【ご回答】絶対音感について

先ず、ボイストレーニングガイドラインの記述での”初めから”という表現は、『幼少期からの事』をそもそも指していますので、記述がご指摘頂いた通り正しくはございません、失礼致しました。

絶対音感は幼少期、個人差はございますが、大体10歳ぐらいまでに身に付くものとなります。
絶対音感は生まれながらに身に付いてはいなく、生まれながらに身に付いている事を証明された事例は恐らく世界にありません。

こちらは次回改訂版での編集をさせて頂きます、ご指摘ありがとうございます。

また、絶対音感は鍛えられて身に付く可能性も説としてあるにはあるのですが、どの様に鍛えれば良いかを立証した人は今の所おらず、何をきっかけで身に付くかも分からず、才能も関係しています。

普段から記事をお読み頂いている方も、ご質問などございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

よろしくお願い致します。

一般社団法人日本ボイストレーナー連盟
代表理事/青木亮

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