2025年2月度 JAVCERT過去問題

目次

問1(共鳴/5点)

以下は共鳴についてボイストレーニングガイドラインに則して記述したものである。
正しいものを以下から選択しなさい。(複数解答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. 共鳴を行うことで相対音感が身に付き易くなる。
  2. 共鳴を行うためには喉を閉める必要がある。
  3. 共鳴を行うためには息を増やすことが大切である。
  4. 共鳴を行うために舌の先端を下の歯の先端裏側に付けた。
  5. 共鳴を行うために腹式呼吸を行った。
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ANS.1,4,5

問2(様々な発声/5点)

以下は発声について記述したものである。
ボイストレーニングガイドラインに則した内容として正しいものを以下から選択しなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. 高音の発声を行う際は下の歯を見せることで声は抜けていく。
  2. どの母音の発声においても、舌の先端は下の歯の先端裏側にくっつく。
  3. 「オ」の発声を行う際、舌を硬直させる。
  4. 「イ」の発声を行う際、唇はすぼめる。
  5. 「エ」の発声を行う際、舌は下の歯よりも上に浮かない。
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ANS.2

問3(音感/5点)

人間は相対音感で音感を高める場合、ボイストレーニングガイドラインではどの様な練習方法が適切だと書かれているか。
ボイストレーニングガイドラインに則した内容として正しいものを以下から選択しなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. まず腹式呼吸で発声を行う事が重要で鼻腔の声の響きとの兼ね合いで相対音感を上げる。
  2. 腹式呼吸と共鳴は両輪で重要であり、蝸牛で音の振動をフィックスする事で相対音感を高める。
  3. 絶対音感をまずは高めて、その絶対音感を高めた上で腹式呼吸を行うと相対音感が良くなる。
  4. 相対音感は上咽頭での共鳴を高める事によってのみ得られる技術であり、腹式が出来るかどうかはあまり関係がない。
  5. 腹式呼吸が出来るようになり、上咽頭での共鳴も出来るようになり、初めて相対音感を高めて行く事が出来る。
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ANS.2.5

問4(マイク/5点)

(A)~(B)に当てはまる適切な語句を答えなさい。(全正解で正解とする)

単一指向性のもので、主にボーカル用でライブで使用される事が多いマイクは( A )マイクである。
360度その空間の音を全て拾い、主にレコーディングでよく使用されるマイクは( B )マイクである。

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ANS.A=ダイナミック B=コンデンサー

問5(横隔膜/5点)

以下は横隔膜について記述したものである
ボイストレーニングガイドラインに則した内容として正しいものを以下から選択しなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. 横隔膜はへその周囲を背中にかけてぐるりと覆っているドーム状の膜である。
  2. 横隔膜は肺の下に位置していて腹部と背中を覆っている巨大な膜である。
  3. 横隔膜は心肺機能を高める為の膜であり、喋りや唄に関してはあまり関係が無い。
  4. 横隔膜の存在意義の要諦の一つとして呼吸方法のテクニックを上げるという側面がある。
  5. 横隔膜は心臓と繋がっていて横隔膜が上がったり下がったりする事により健康状態が分かり易くなる。
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ANS.2.4

問6(音楽理論/5点)

和音で『C』の構成音はドミソであり、『G』の構成音はソシレであるが、『Cm』の構成音は何か。
ドレミファソラシドのイタリア語音階で♯や♭も交え答えなさい。

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ANS.ド ミ♭ ソorド レ♯ ソ

問7(ミックスボイスとウィスパーボイス/5点)

以下はミックスボイスとウィスパーボイスについて記述したものである。
ボイストレーニングガイドラインに則した内容として正しいものを以下から選択しなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. ミックスボイスは発声方法ではなく歌唱方法と言う位置付けになる。
  2. ウィスパーボイスは高音で使用することが多い。
  3. ウィスパーボイスでは胸式呼吸を使っても問題ない。
  4. ミックスボイスは男性しか主に使わない。
  5. ミックスボイスは直訳すると「ささやくような声」である。
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ANS.1,3,4

問8(タンギング/5点)

以下はタンギングについて記述したものである。
ボイストレーニングガイドラインに則した内容として正しいものを以下から選択しなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. タンギングとは、舌を使って発声を滑らかにすることである。
  2. タンギングはボーカル以外の楽器では使わない。
  3. タンギングの練習方法として「n(ン)」の音でやることが最も効果的である。
  4. タンギングは歌のメリハリやアタックには直接は関係ない。
  5. 「ラララララ…」と30秒発声し続けるという方法でタンギングの練習を行った。
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ANS.5

問9(基礎知識/5点)

例えばキーボードやピアノの真ん中に位置する『ド』の音は『C4』である事が世界的にも基準である。
しかし、一部の楽器制作会社においてはキーボードやピアノの真ん中に位置する『ド』の音は『C4』ではない。
中心に位置する『ド』は、2025年現在に基づいて考察するに『C4』でなければ何か、正しいものを以下から選択しなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. C2
  2. C3
  3. C5
  4. C6
  5. D4
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ANS.2

問10(喉のケア/5点)

以下は喉のケアについてボイストレーニングガイドラインに則して記述したものです。
(  )に当てはまる適切な語句を答えなさい。(全正解で正解とする)
※Bの答えはカタカナ表記のみとします。

風邪は繊毛が破壊され毛細血管が充血している状態であり、無理に声を出せば( A )結節の原因になる。声帯にタコが出来たら嗄声になり、Aと同じような症状に( B )というものがあります。ちなみに風邪の場合、( C )まで炎症がある場合は腹式呼吸の練習も厳禁です。

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ANS.A=声帯 B=ポリープ C=気管・気管支・肺のいずれか

問11(リップトリル/5点)

以下は楽譜を記譜する際に使う記号ついて記述したものであるが、すべて4分の4拍子である事を前提とする。
正しいものを以下から選択しなさい。

  1. 4分音符1つの音の長さは8分音符3つと同じ長さである。
  2. 16分音符1つと、付点8分音符に付く付点の音の長さは同じである。
  3. 8分休符4つと4分音符2つは同じ長さである。
  4. 16分音符4つと8分音符1つは同じ長さである。
  5. 全音符1つと16分音符12個は同じ長さである。
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ANS.2,3

問12(腹式呼吸/5点)

以下は腹式呼吸について記述したものである。ボイストレーニングガイドラインに則した内容として正しいものを以下から選択しなさい。(複数解答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. 腹式呼吸で息を吸ったら腹部が元の形状に戻った。
  2. 腹式呼吸で息を吐くとき丹田は凹ませる。
  3. 腹式呼吸で息を吸ったら背中だけが膨らんだ。
  4. 腹式呼吸で息を吐いたら肩が揺れた。
  5. 腹式呼吸で息を吐いたら下腹部が柔らかくなった。
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ANS.1,2

問13(舌のポジション/5点)

舌のポジショニングについて母音5つ(A・I・U・E・O)で共通しているものがある。
共通するものは何か、ボイストレーニングガイドラインに則して30文字以内で答えなさい。

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ANS.例:舌の先端が下の歯の先端裏側にくっついている。(22文字)

問14(ソルフェージュ/5点)

以下はソルフェージュについて記述したものである。正しいものを以下から選びなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. ソルフェージュの練習でキーボードを使用した。
  2. ソルフェージュは聴覚的・理論的視点の両面から音感 を高めていく。
  3. ソルフェージュの練習でスマートフォンのボイスレコーダー機能を使った。
  4. F3を基音とするスケールではキーが低かったのでD3を基音として練習した。
  5. 確認用の楽器(音楽ソフトやスマホアプリを含む)を用意せず、声のみで発声練習を行い続けた。
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ANS.1,2,3

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