2022年11月度 JAVCERT 過去問題

目次

問1(声区/5点)

チェストボイスを正しく発声出来ているかどうか確認するためには、何を確認することが適切か。
ボイストレーニングガイドラインに即した内容で句読点含む25文字以内で答えなさい。

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ANS. 例:「鎖骨や肋骨を手で押さえて振動を確認する 」(14文字)

問2(共鳴/5点)

以下は共鳴についてボイストレーニングガイドラインに則して記述したものである。
正しいものを以下から選択しなさい。(複数解答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. 共鳴を行うことで相対音感が身に付き易くなる。
  2. 共鳴を行うためには喉を閉める必要がある。
  3. 共鳴を行うためには息を増やすことが大切である。
  4. 共鳴を行うために舌の先端を下の歯の先端裏側に付けた。
  5. 共鳴を行うために腹式呼吸を行った。
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ANS. 1,4,5

問3(腹式呼吸/5点)

以下は腹式呼吸について記述したものである。ボイストレーニングガイドラインに則した内容として正しいものを以下から選択しなさい。(複数解答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. 腹式呼吸で息を吸ったら腹部が元の形状に戻った。
  2. 腹式呼吸で息を吐くとき丹田は凹ませる。
  3. 腹式呼吸で息を吸ったら背中だけが膨らんだ。
  4. 腹式呼吸で息を吐いたら肩が揺れた。
  5. 腹式呼吸で息を吐いたら下腹部が柔らかくなった。
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ANS. 1,2

問4(様々な発声/5点)

以下は発声について記述したものである。
ボイストレーニングガイドラインに則した内容として正しいものを以下から選択しなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. 高音の発声を行う際は下の歯を見せることで声は抜けていく。
  2. どの母音の発声においても、舌の先端は下の歯の先端裏側にくっつく。
  3. 「オ」の発声を行う際、舌を硬直させる。
  4. 「イ」の発声を行う際、唇はすぼめる。
  5. 「エ」の発声を行う際、舌は下の歯よりも上に浮かない。
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ANS. 2

問5(スケール/5点)

下記はC#(ド#)を基音とした場合のダイアトニックスケールをオクターブ分書き出したものである。
下記の①②③に当てはまる音を答えなさい。(和名・英名・伊名問わない)

C# D# (①) F# (②) A# (③) C#

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ANS. ①=E# or F(ミ# or ファ) ②=G#(ソ#) ③=B# or C(シ# or ド)

※音階を捉えている答案であれば正解とする。

問6(ロングトーン/5点)

以下はロングトーンの発声を行う際の注意点について記述したものである。
ボイストレーニングガイドラインに則した内容として記の①②③に当てはまる正しい語句を記入しなさい。(全正解で正解とする)

安定した( ① )を出し続けることが大切である。
( ② )秒以上発声出来ているかが大切である。
きれいに( ③ )する声が出ているかが大切である。

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ANS. ①=ブレない声or声or息 ②20 ③共鳴

問7(ミックスボイスとウィスパーボイス/5点)

以下はミックスボイスとウィスパーボイスについて記述したものである。
ボイストレーニングガイドラインに則した内容として正しいものを以下から選択しなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. ミックスボイスは発声方法ではなく歌唱方法と言う位置付けになる。
  2. ウィスパーボイスは高音で使用することが多い。
  3. ウィスパーボイスでは胸式呼吸を使っても問題ない。
  4. ミックスボイスは男性しか主に使わない。
  5. ミックスボイスは直訳すると「ささやくような声」である。
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ANS. 1,3,4

問8(音楽理論/5点)

以下は楽譜を記譜する際に使う記号について記述したものである。
正しいものを以下から選択しなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. 臨時記号として使われた#もしくは♭は、その小節内でのみ有効である。
  2. 付点8分音符は、16分音符3つ分と同じ長さである。
  3. 音楽記号の「クレッシェンド」は「だんだん強く」を意味する。
  4. 音楽記号の「f」は「フォルティッシモ」と読む。
  5. ヘ音記号もト音記号も一筆で書くものである。
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ANS. 1,2,3

問9(ビブラート/5点)

以下はビブラートについて記述したものである。ボイストレーニングガイドラインに則した内容として正しいものを以下から選択しなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. ビブラートを行う時は胸式呼吸では絶対にかからない。
  2. ビブラートを長く行う程に腹直筋下部は外側へ張っていく。
  3. ビブラートを行う時、腹横筋は緩んでいく。
  4. ビブラートを行う時は喉の開け閉めを高速で交互に繰り返して行う。
  5. ビブラートの際の腹部筋肉の使い方はロングトーンの時と同じである。
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ANS. 4,5

問10(ハミング/5点)

以下はハミングについて記述したものである。ボイストレーニングガイドラインに則した内容として正しいものを以下から選択しなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. ハミングとは、歌詞を言葉で表現するためのトレーニングのことである。
  2. ハミングは鼻息を多くする必要がある。
  3. 一番早いスタッカートハミングは、「2.5発声/2秒」である。
  4. 一番早いスタッカートハミングは、「1.5発声/2秒」である。
  5. ロングトーンでハミングを行う場合、45秒以上発声出来なければならない。
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ANS. X

[toggle title=”クリックして解答を表示”] ANS. ×
[/toggle]

問11(レコーディング基礎/5点)

通常のレコーディングを行う際にコンデンサーマイクを使用したとする。
コンデンサーマイクの前には発声者の息がマイクに集音されない様に布で出来たガードを利用するが、正しいものを以下から選択しなさい。

  1. ポップガード
  2. イコライザー
  3. ノイズフィルター
  4. リバーブ
  5. コンデンサーポップ
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ANS. 1

問12(スケール練習/5点)

クロマチックスケールの練習を発声で行う場合、目的として正しいものを以下から選択しなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. 半音ずつ上がったり下がったりする声帯の運動を身体に馴染ませる。
  2. 鍵盤楽器の弾き語りが出来る様になる。
  3. 難しい発声練習にも関わらず身体が力まず発声出来る様になる。
  4. ナレーションなどの喋りに関する発声に有効な練習手段となる。
  5. 正しい音程で歌えるようになる。
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ANS. 1,3,5

問13(ボーカルトレーニング/5点)

以下はボイストレーナーの役割や指導方法について記述したものである。正しいものを以下から選択しなさい。(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。
(※またこの問題に関してはコロナ禍ではなく平時の社会状態の場合と過程する。)

  1. 発声技術を習得していない生徒に対して、基礎から応用までサポートする。
  2. 生徒の体調や精神面を考慮した上で、その時できるベストなボイストレーニングを提供する。
  3. 発声や歌唱において、良いクセやテクニックはその生徒の個性なので、場合によっては損なわないよう指導する。
  4. 生徒から「風邪を引いている」と申告があった場合に、その日はボイストレーニングを行わず、喉のケア方法についての座学講座に切り替える。
  5. 腹式呼吸が出来ない生徒に対して、どのような動作をするか伝えるために、場合によっては自分の腹式呼吸している時のお腹を実際に触らせ確認させる。
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ANS. 1,2,3,4,5

問14(音程練習/5点)

歌唱において音程が全くとれない生徒に対して、音を取れるようにするためのトレーニング方法として効果的であると思われるものを以下から選びなさい(複数回答可)
また、解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. アコースティックギターだとチューナーが無くてもソルフェージュを行える。
  2. アタックを正確に発声できるよう、スタッカートでの発声練習を行った。
  3. 鍵盤で一つずつ単音を弾きながら、同じ音を発声できるよう練習させた。
  4. まず音を安定させるために腹式呼吸と胸式呼吸の練習を交互に行い身体を整えさせた。
  5. 鍵盤でスケールでの発声練習をハミングで行った。
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ANS. 2,3,5

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