2017年2月度 JAVCERT 過去問題

目次

問1(喉のケア/5点)

自身が受け持つ生徒が、耳鼻咽喉科で声帯結節と診断を受けた際、生徒への正しい対応方法は以下である。
(A)(B)の中を埋めなさい。

問題文:声帯結節の場合は、極端には声を出さず(A)をさせてコミュニケーションを取る事が望ましい。しかし、(A)は日常で行う事は現代社会において困難である。ボイストレーニングのレッスンでは(B)呼吸のレッスンを中心に行うか、もしくは休ませるなどして声を使わないレッスン対応を生徒に行う事が適切である。

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ANS. (A)筆談(B)腹式

問2(共鳴/5点)

発声において共鳴はとても大切な基礎です。
共鳴を行う『必要性』には、どのようなものがあるか、ボイストレーニングガイドライン第3版で挙げている3つのうち、以下の例以外の2つを答えなさい。
文字数は問わないが的確に回答せよ。
例)「芯のある大きな声を出す」

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ANS. 「相対音感を高める」「声帯の負担を軽くする」

問3(共鳴/5点)

次の3つの項目は、どの様な音感を高める為のものか4文字で答えよ。

  1. 舌の両端が上顎につかないこと。
  2. 舌の先端が下の歯の先端裏側にくっついている。
  3. 歯と歯の間隔は小指一本分くらい開ける。
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ANS. 相対音感

問4(腹式呼吸/5点)

腹式呼吸で息を吐く時の注意点として誤っているものを選びなさい(複数解答可)。
解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. 横隔膜は下腹部を凹ませて上へ押し上げること。
  2. 肩が揺れないこと。
  3. 一気に全身の力を抜くこと。
  4. 下腹部と腹横筋は連動して硬くなること。
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ANS. 3

問5(マイク/5点)

マイクを電源の入ったスピーカーに繋いだ状態で、マイクのヘッド(音の集音部)を音の出力スピーカーに向けると、一般的にどのような現象が起きるか答えよ。

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ANS. ハウリング

問6(発声/5点)

低音の発声において、下の歯を見せて発声することは重要です。
その理由を記述した以下の文章において、誤っているものを選びなさい(複数解答可)。
解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. 低い周波数が多量に出ているから。
  2. 歯を見せることで、障壁を無くして声の通り道を作ることができるから。
  3. 声が下に流れるイメージができるから。
  4. 表情豊かになり、メッセージ性の強い表現ができるから。
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ANS. 3

問7(ソルフェージュ/5点)

ソルフェージュを行う際に用意するものを2つ以上答えよ。

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ANS. 鍵盤楽器、譜面、録音機材(いずれか2つの記述で正解)

問8(発声/5点)

以下は母音「I(い)」行の発声における舌や歯、口の状態を記述したものである。
下記の記述で誤っているものを選びなさい(複数解答可)。
解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. 舌の先端が下の歯の先端裏側にくっついている。
  2. 歯は完全に閉じている状態。
  3. 舌の両端が上顎につかない。
  4. 舌の奥~真中~先端まで口腔内に空洞をしっかり作って声が抜ける場所を確保する。
  5. 唇をしっかり横に広げる。
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ANS. 3

問9(音楽理論/5点)

クロマチックスケールでC4~C5までを使ってソルフェージュの練習をする場合、1オクターヴの中で使用される音の数を答えなさい。ただし、オクターヴ離れている音階は数えないものとする。

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ANS. 12個

問10(音楽理論/5点)

曲のキー(調)が「Eメジャー」の場合の日本語での調名を答えなさい。

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ANS. ホ長調

問11(コーラス/5点)

コーラスをとる場合、主旋律の三度上か三度下をなぞる。
しかし、女性ボーカリストの歌を男性ボーカリストがコーラスをとる三度上は高くて声が出なかったとする。
三度上をとる場合にもっとも適切な対応を以下から選べ(複数選択可)。

  1. やはり無理をしてでも三度上をとるしかない。
  2. 1オクターヴ下げた三度上でコーラスをとる。
  3. 2オクターヴ下げた三度上でコーラスをとる。
  4. コーラスは事実上不可能なので別の部分でコーラスをとれる場所を探す。
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ANS. 2

問12(ボーカルトレーニング/5点)

以下はボイストレーナーが生徒に歌の練習をさせる理由を述べたものである。
ボイストレーニングガイドライン第3版に則った内容として誤っているものを選びなさい(複数回答可)。
解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. 歌唱の中でもピッチやリズムが安定しているかを確認するため。
  2. 曲を歌うのではなく詞を読むことを理解するため。
  3. ボイストレーニングでの発声が歌に活きているかどうかを確認するため。
  4. 腹式呼吸や共鳴などの基礎を確認する方法の中でもっとも的確な手段が歌唱のため。
  5. 生徒が自分にとって自分らしい自然な声質であるかを確認するため。
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ANS. 4

問13(音楽理論/5点)

「レ(D)」を基音とした場合のダイアトニックスケールで使われる音名を全て答えなさい。

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ANS. レ、ミ、ファ#、ソ、ラ、シ、ド#

問14(ボイスポジション/5点)

ボイスポジションを探す際、男女それぞれ大体どの音で声が共鳴しやすいのかを事前にある程度知っておく必要がある。女性の場合、どの音からどの音の範囲が一番共鳴しやすいと言われているか。ボイストレーニングガイドライン第3版に即した内容で正しいものを以下から選びなさい。
解答が存在しないと思う場合には解答欄に『×』と記入しなさい。

  1. C4~G4
  2. D4~A4
  3. E4~B4
  4. D4~G4
  5. C4~A4
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ANS. 2

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