話し方を改善していくにあたって、滑舌の良さというのは大切な要素です。
ビジネスにおいても、ぼそぼそと話す人よりも、はっきりとした口調の人の方が好印象を持たれるのは間違いありません。
プレゼン一つをとっても、話が聞き取りづらいようでは、伝えたい内容が少しも伝わりませんよね。
今日は、滑舌を良くするための練習方法を何点かお伝えしたいと思います。
滑舌が悪い方の特徴
滑舌が悪い方の特徴はいくつかあり、
・話し方が早口になって噛んでしまう場合
・舌の関係や歯の形、歯並びなどが関係している場合
その他話すことに自信がなかったり、噛むことを気にし過ぎるあまり不安が強くなり、余計に滑舌が悪くなる
と言う事もあります。
まずは、リラックスして焦らずに、はっきりと一音一音発音する事を心がけてみてください。
以下は、自分で取り入れやすい滑舌改善に繋がるトレーニング方法です。
リップトリル(リップロール)
こちらはまず唇を閉じて、腹式呼吸により息を口から吐きます。
唇は閉じているので、息が唇を通過する際に唇がバタバタと高速で開いたり閉じたりします。
これだけですと、顔の表情を和らげるのみですが、これに、同じ音を一定に伸ばすロングトーンの発声を加えて練習すると、声帯や舌の緊張も和らげる事ができます。
リップトリルについては、こちらのページ(ボイストレーニングガイドライン)も参考にして下さい
Session10【リップトリル】
舌の筋肉が硬くなっていると噛みやすいので、リップトリルでほぐすようにするといいです。
単純に舌をおもいきり出してみたり、動かすのも効果的です。
あいうえお運動
あ・い・う・え・おを1分間ほど繰り返して発声練習してみてください。
この練習で、頬の周りの筋肉(表情筋)を鍛えられるので、単純ですが効果的な練習方法です。
気を付ける点は、口を縦に大きく開け過ぎない事です。
あ・い・えは口を横に大きく開け、う・おは極端にすぼめるくらい大げさに表情を動かすようにしてください。
早口言葉
早口言葉は様々な種類のものがあるので、どれで練習してもいいのですが、早く言い切ろうとして曖昧に流してしまうよりも、
一つ一つの音を丁寧に発音するようにして練習するのが効果的です。
本などの文章を朗読してみるのもいいですね。
このような練習を取り入れることで、滑舌は大分改善されますので、是非試してみてくださいね。
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