【息漏れ、喉の閉まり、高音】
こんにちは！
私は最近、一層ボイストレーニングに力を入れて行っています。
が、習得するのがなかなか難しく、質問させて頂きます。
少し長くなってしまいましたが、よろしくお願い致します。
１，腹式呼吸について
腹式呼吸を家で練習していて、母親から、「なんだか息が漏れてない？」と言われました。
確かに、漏れています。
これは単純に吐く息の量が多いからなのかな、って自分では思っています。
どうなのでしょうか？
２，共鳴
他の記事を参考にさせてもらったのですが、高い声、つまりは高音域の発声をするというのは、声の振動が速くて、さらに響くゆえに息の量はそんなに多い必要がないのかと思いました。
これは正しい考えでしょうか？
３，高音発声時に喉が辛いです…
高音発声をする際は喉をしっかりと開かないといけないですよね？
ですが、喉を開くという感覚自体が、実はあまり理解できていなくて…
しっかりと高音発声で喉を開くにはどうすればよいでしょうか？
【連盟技術担当スタッフ：以下回答】
連盟技術担当スタッフです。
ご質問くださり、ありがとうございます。
いつもボイストレーニングお疲れ様です。
ご自宅でもしっかり練習されていて、恐らくご家族の方も応援してくれているのですね。
それでは、ご回答をさせて頂きます。
①への回答
そうですね、その通りです。
吐く息の量が多いという事は、良くはありません。
吐く息の量はなるべく少なくして下さい。
発声時は、この吐く息の量がとても大事なのです。
この吐く息の量をいかに調節するのかが、ポイントです。
②への回答
高い声を出す、つまり高音域の発声が、今回の質問ではどこを指しているのか明確ではないので、少し回答がずれてしまうかもしれませんが、
音域の中では中音域が一番練習をするのに適しています。
といいますのも、中音域では息が漏れるのを少なくする事が可能だからです。
一般的には、男性はC4～F4周辺が安定します。
これより高い音域になると、地声を出すと力み、息が漏れてしまうという現象が起きます。
もちろんファルセットも息が多くもれます。
人それぞれ限界点はありますので、どこの音の高さが自分にあっているのか、しっかり知る事も大事です。
いわゆる、ボイスポジションというものですね。
③への回答
高音での発声をすれば、高ければ高い程、辛いのは理論的に考えても当然の事です。
理由は、単純に限界値に近づくからです。
しかし今回は、どうやって喉を開いて、限界値に近いところでも良いクオリティの発声をするか、という事ですよね。
これには技術が必要です。
喉を開く練習ですが、単純に喉仏が下に下がっているか否かで見極めるのはちょっとむずかしいはずです。
これは男性だけに限らず、女性にも言える事です。
先ず、用意していただきたい物があります。
手鏡です。
その手鏡で、ご自身の口の中を覗き見て下さい。
そして、B4くらいの高さで「アーーー♪」と発声してみて下さい。
この時、舌が上がってしまっていますか？
舌が上がってる場合、これが喉が締まってしまっている状態になります。
舌が下がっていて、喉の奥の方まで見えていれば、これが喉が開いている状態になります。
これを、普段から声のトーン、声色を変化させずに発声する事ができればOKです。
以上が回答になります。
また、ご不明点がございましたら、お気軽にご質問下さい。
