●ボイストレーニングの必要、不必要
【必要性】
① ボイストレーニングは必要であると考える方々の意見
【不必要性】
② ボイストレーニングは必要がないと考える方々の意見
① の必要がないという意見を持っている方々は、
『そこそこ歌が上手いことに満足していれば趣味で楽しく歌が歌えるのでボイストレーニングは必要ない。』
『我が道を自分なりに信じて歌を歌うのだから、正しい発声方法を無視した歌い方でも歌は歌、声は声なのだから間違ってはいない。』
と、考えるケースが多いです。
両方【正解】です。
当連盟では勿論『必要』と考えております。
必要である大きな理由の一つとして、ボーカリストや役者、アナウンサー、声優、つまり声を仕事にされている方々は『喉をケアする』という考えから学ぶ必要があります。
その点を考えると腹式呼吸から喉の開き方などなど、これまでボイストレーニングガイドラインで学んできた多くのことは、喉をケアする手段としてどれも有効であると言えないでしょうか。
喉を痛めて声が変わってしまう…
長い間、声が出ないぐらいガラガラしてしまう…
など、声を生業にするプロフェッショナルにとって、声が出せないことは非常に辛いものです。
次のセッションでは、『喉のケアの方法』と題しまして、実際に喉を痛めて悪くしてしまった場合の応急処置的対応方法を記します。
【重要】
ボイストレーニングは発声技術を身に付けること、それそのものがケアです。